今回は皆さんが何気なく使っているであろう、Microsoft Wavetable GS SW SynthというGM音源の攻略をしましょう。
まず、GM音源とは何なのかを知りましょう。

General MIDI とは

GM音源のGMとは、General MIDIの略称で、1991年に"米国 MIDI Manufacturers Association(通称:MMA)"
"社団法人 音楽電子事業協会(通称:AMEI)"が定めたMIDI規格に属する仕様です。

このGeneral MIDIとは、数多くあるMIDI音源間において、メーカーや機種に制限されることなく、音源の動作や
音色配列を共通化し、音源に左右されないMIDIデータの制作・配布を行うためのフォーマット(仕様)
です。

それでは、General MIDIの仕様を確認してみましょう。

General MIDI 仕様

最大同時発音数 24音
パート数 16チャンネル
うち10チャンネルはドラムセット専用
音色数 128音色、1ドラムセット(ドラムセット内には47種類の音色)
コントロール
ナンバー
要素 解説 サクラでのコマンド
1 モジュレーション 音にビブラート効果を与える M(0〜127), Modulation(0〜127)
6 データエントリー(MSB) RPNデータのMSB値を設定 DataMSB(0〜127), Y(0〜127)
7 ボリューム パート音量の設定 MainVolume(0〜127), V(0〜127)
10 パン 音の定位を設定 Panpot(0〜127), P(0〜127)
11 エクスプレッション ボリューム値を相対変化させる Expression(0〜127), EP(0〜127)
38 データエントリー(LSB) RPNデータのLSB値を設定 y38,(0〜127)
64 ホールド1 ダンパーのオン(0〜63)、オフ(64〜127)を切り替える y64,(0〜127), ペダル, 放す
100 RPN(LSB) RPNのLSB値を設定 y100,(0〜127)
101 RPN(MSB) RPNのMSB値を設定 y100,(0〜127)
120 オールサウンドオフ (対応を推奨) 発音中の音全てを消音させる y120,0
121 オールリセットコントローラ コントロールの値を初期値に戻す y121,0
123 オールノートオフ 発音中の音を消音させる(ダンパー中の物は除く) y123,0
124 オムニオフ 同上 y124,0
125 オムニオン 同上 y125,0
RPNナンバー
MSB,LSB
要素 説明 サクラでのコマンド
0,0 ピッチベンドセンシティビティー ピッチベンドで変化する最大値を設定(0〜12(半音)) PitchBendSensitivity(0〜12), BR(0〜12) [stdmsg.hが必要]
RPN(0,0,0〜12)
0,1 ファインチューン -100〜100centの範囲でピッチを調整する FineTune(0〜127) [stdmsg.hが必要]
RPN(0,2,0〜127)
0,2 コースチューン -12〜12(半音)の範囲でピッチを調整する CoarseTune(52〜76) [stdmsg.hが必要]
RPN(0,2,52〜76)
127,127 RPN Null (対応を推奨) RPNが何も選択されていない状態にする RPN(127,127,0)
システムエクスクルーシブ 要素 説明 サクラでのコマンド
F0 7E 7F 09 01 F7 GM System On いわゆるGMリセットです ResetGM; [stdmsg.hが必要]
SysEx=$F0,$7E,$7F,$09,$01,$F7;
F0 7E 7F 09 02 F7 GM System Off GM以外のモードを持っている音源で
モードを戻すときに使用。
通常は使いません
SysEx=$F0,$7E,$7F,$09,$02,$F7;

以上がGeneral MIDIの仕様です。音色に関しては説明するまでもないと思いますので解説しません。

Microsoft Wavetable GS SW Synth とは

この音源はマイクロソフト社と、GS音源などで有名なシンセサイザーメーカーのRoland社が提携して開発した音源です。
(Windows95が出た頃にRolandが発売したVSC-55というソフトウェアシンセサイザーが基礎になっていると思われます)

この音源はGM音源ようなGS音源のような微妙な音源です。GM音源を名乗るために必要な命令に一部対応していなかったり
GS音源に必要なエフェクトやフィルターを搭載していなかったりします^^;

また、オフィシャルなマニュアルが存在しないようです。Windowsのヘルプやマニュアルなどには何も書かれていません。
無い物は仕方ないのでネット上で調べてみました^^;

Microsoft Wavetable GS SW Synth 仕様

互換性 GS(音色配列のみ), GM Level1
パート数 16
最大発音数 32音くらい?
音色数 GS: 226音色+9ドラムセット
GM: 128音色+1ドラムセット(GS部に内包)
フィルター なし
エフェクト なし
コントロール
ナンバー
要素 解説 サクラでのコマンド
0 バンクセレクト(MSB) バンクセレクトのMSB値を設定 y0,(0〜127)
1 モジュレーション 音にビブラート効果を与える M(0〜127), Modulation(0〜127)
6 データエントリー(MSB) RPNデータのMSB値を設定 DataMSB(0〜127), Y(0〜127)
7 ボリューム パート音量の設定 MainVolume(0〜127), V(0〜127)
10 パン 音の定位を設定 Panpot(0〜127), P(0〜127)
11 エクスプレッション ボリューム値を相対変化させる Expression(0〜127), EP(0〜127)
32 バンクセレクト(LSB) バンクセレクトのLSB値を設定
この音源では0で固定です
y32,0
38 データエントリー(LSB) RPNデータのLSB値を設定 y38,(0〜127)
64 ホールド1 ダンパーのオン(0〜63)、オフ(64〜127)を切り替える y64,(0〜127), ペダル, 放す
100 RPN(LSB) RPNのLSB値を設定 y100,(0〜127)
101 RPN(MSB) RPNのMSB値を設定 y100,(0〜127)
120 オールサウンドオフ (非対応) 発音中の音全てを消音させる 非対応
121 オールリセットコントローラ
(非対応)
コントロールの値を初期値に戻す 非対応
123 オールノートオフ 発音中の音を消音させる(ダンパー中の物は除く) y123,0
124 オムニオフ (非対応) 同上 非対応
125 オムニオン (非対応) 同上 非対応
126 MONO そのパートでの同時発音数を1音に設定 y126,0
127 POLY MONOモードの解除 y127,0
RPNナンバー
MSB,LSB
要素 説明 サクラでのコマンド
0,0 ピッチベンドセンシティビティー ピッチベンドで変化する最大値を設定(0〜12(半音)) PitchBendSensitivity(0〜12), BR(0〜12) [stdmsg.hが必要]
RPN(0,0,0〜12)
0,1 ファインチューン (非対応) -100〜100centの範囲でピッチを調整する 非対応
0,2 コースチューン (非対応) -12〜12(半音)の範囲でピッチを調整する 非対応
127,127 RPN Null (非対応) RPNが何も選択されていない状態にする 非対応
システムエクスクルーシブ 要素 説明 サクラでのコマンド
F0 7E 7F 09 01 F7 GM System On いわゆるGMリセットです ResetGM; [stdmsg.hが必要]
SysEx=$F0,$7E,$7F,$09,$01,$F7;
F0 7F 7F 04 01 7F (00〜7F) F7 Master Volume マスターボリュームの設定 SysEx=$F0,$7F,$7F,$04,$01,$7F,($00〜$7F),$F7;
F0 41 10 42 12 40 00 7F 00 41 F7 GS Mode Set いわゆるGSリセットです ResetGS; [stdmsg.hが必要]
SysEx=$F0,$41,$10,$42,$12,$40,$00,$7F,$00,$41,$F7;
F0 41 1x 15 nn sum F7 USE FOR RHYTHM PART ドラムセットを1つ以上使う場合に設定します GS_RHYTHM(0〜2) [gs.hが必要]

非対応と書いた物はGM音源として備えていなければならない機能です。ご覧の通りいくつかの命令に対応していません^^;
追加された命令はバンクセレクトモノ・ポリモードの設定です。

モノモードとは、指定したチャンネルで同時に1音しか発音できないようにする命令です。
管楽器など同時に1音しか出すことのできない楽器に設定したりします。
ポリモードは普通の状態(和音が鳴らせる)と思って貰って構いません。
バンクセレクトはこの音源で追加された音色を使う為の命令です。

バンクセレクトの使い方を説明する前に、この音源の音色を見てみましょう。

Microsoft Wavetable GS SW Synth 音色一覧

ピアノ
P ,MSB楽器
001,000Piano 1
001,008Piano 1w
001,016Piano 1d
002,000Piano 2
002,008Piano 2w
003,000Piano 3
003,008Piano 3w
004,000Honky-tonk
004,008Honky-tonk w
005,000E.Piano 1
005,008Detuned EP 1
005,016E.Piano 1v
005,02460's E.Piano
006,000E.Piano 2
006,008Detuned EP 2
006,016E.Piano 2v
007,000Harpsichord
007,008Coupled Hps.
007,016Harpsi.w
007,024Harpsi.o
008,000Clav.
クロマチック
P ,MSB楽器
009,000Celesta
010,000Glockenspiel
011,000Music Box
012,000Vibraphone
012,008Vib.w
013,000Marimba
013,008Marimba w
014,000Xylophone
015,000Tubular-bell
015,008Church Bell
015,009Carillon
016,000Santur
オルガン
P ,MSB楽器
017,000Organ 1
017,008Detuned Or.1
017,01660's Organ 1
017,032Organ 4
018,000Organ 2
018,008Detuned Or.2
018,032Organ 5
019,000Organ 3
020,000Church Org.1
020,008Church Org.2
020,016Church Org.3
021,000Reed Organ
022,000Accordion Fr
022,008Accordion It
023,000Harmonica
024,000Bandoneon
ギター
P ,MSB楽器
025,000Nylon-str.Gt
025,008Ukulele
025,016Nylon Gt.o
025,032Nylon Gt.2
026,000Steel-str.Gt
026,00812-str.Gt
026,016Mandolin
027,000Jazz Gt.
027,008Hawaiian Gt.
028,000Clean Gt.
028,008Chorus Gt.
029,000Muted Gt.
029,008Funk Gt.
029,016Funk Gt.2
030,000Overdrive Gt
031,000DistortionGt
031,008Feedback Gt.
032,000Gt.Harmonics
032,008Gt.Feedback
ベース
P ,MSB楽器
033,000Acoustic Bs.
034,000Fingered Bs.
035,000Picked Bs.
036,000Fretless Bs.
037,000Slap Bass 1
038,000Slap Bass 2
039,000Synth Bass 1
039,001SynthBass101
039,008Synth Bass 3
040,000Synth Bass 2
040,008Synth Bass 4
040,016Rubber Bass
ストリングス
P ,MSB楽器
041,000Violin
041,008Slow Violin
042,000Viola
043,000Cello
044,000Contrabass
045,000Tremolo Str
046,000PizzicatoStr
047,000Harp
048,000Timpani
アンサンブル
P ,MSB楽器
049,000Strings
049,008Orchestra
050,000Slow Strings
051,000Syn.Strings1
051,008Syn.Strings3
052,000Syn.Strings2
053,000Choir Aahs
053,032Choir Aahs 2
054,000Voice Oohs
055,000SynVox
056,000OrchestraHit
ブラス
P ,MSB楽器
057,000Trumpet
058,000Trombone
058,001Trombone 2
059,000Tuba
060,000MutedTrumpet
061,000French Horn
061,001Fr.Horn 2
062,000Brass 1
062,008Brass 2
063,000Synth Brass1
063,008Synth Brass3
063,016AnalogBrass1
064,000Synth Brass2
064,008Synth Brass4
064,016AnalogBrass2
リード
P ,MSB楽器
065,000Soprano Sax
066,000Alto Sax
067,000Tenor Sax
068,000Baritone Sax
069,000Oboe
070,000English Horn
071,000Bassoon
072,000Clarinet
パイプ
P ,MSB楽器
073,000Piccolo
074,000Flute
075,000Recorder
076,000Pan Flute
077,000Bottle Blow
078,000Shakuhachi
079,000Whistle
080,000Ocarina
シンセリード
P ,MSB楽器
081,000Square Wave
081,001Square
081,008Sine Wave
082,000Saw Wave
082,001Saw
082,008Doctor Solo
083,000Syn.Calliope
084,000Chiffer Lead
085,000Charang
086,000Solo Vox
087,0005th Saw Wave
088,000Bass & Lead
シンセパッド
P ,MSB楽器
089,000Fantasia
090,000Warm Pad
091,000Polysynth
092,000Space Voice
093,000Bowed Glass
094,000Metal Pad
095,000Halo Pad
096,000Sweep Pad
シンセSFX
P ,MSB楽器
097,000Ice Rain
098,000Soundtrack
099,000Crystal
099,001Syn Mallet
100,000Atmosphere
101,000Brightness
102,000Goblin
103,000Echo Drops
103,001Echo Bell
103,002Echo Pan
104,000Star Theme
エスニック
P ,MSB楽器
105,000Sitar
105,001Sitar 2
106,000Banjo
107,000Shamisen
108,000Koto
108,008Taisho Koto
109,000Kalimba
110,000Bag Pipe
111,000Fiddle
112,000Shanai
パーカッシブ
P ,MSB楽器
113,000Tinkle Bell
114,000Agogo
115,000Steel Drums
116,000Woodblock
116,008Castanets
117,000Taiko
117,008Concert BD
118,000Melo. Tom 1
118,008Melo. Tom 2
119,000Synth Drum
119,008808 Tom
119,009Elec Perc.
120,000Reverse Cym.
SFX
P ,MSB楽器
121,000Gt.FretNoise
121,001Gt.Cut Noise
121,002String Slap
122,000Breath Noise
122,001Fl.Key Click
123,000Seashore
123,001Rain
123,002Thunder
123,003Wind
123,004Stream
123,005Bubble
SFX
P ,MSB楽器
124,000Bird
124,001Dog
124,002Horse-Gallop
124,003Bird 2
125,000Telephone 1
125,001Telephone 2
125,002DoorCreaking
125,003Door
125,004Scratch
125,005Windchime
SFX
P ,MSB楽器
126,000Helicopter
126,001Car-Engine
126,002Car-Stop
126,003Car-Pass
126,004Car-Crash
126,005Siren
126,006Train
126,007Jetplane
126,008Starship
126,009Burst Noise
SFX
P ,MSB楽器
127,000Applause
127,001Laughing
127,002Screaming
127,003Punch
127,004Heart Beat
127,005Footsteps
128,000Gun Shot
128,001Machine Gun
128,002Lasergun
128,003Explosion
ドラムセット
P 楽器
001STANDARD
009ROOM
017POWER
025ELECTRONIC
026TR-808
033JAZZ
041BRUSH
049ORCHESTRA
057SFX

以上がこの音源が持つ音色です。背景の色がオレンジの物はこの音源で追加された音色です。

音色ナンバー1のPiano 1を見てみましょう。Piano 1Piano 1wPiano 1dと3種類もありますね。
Piano 1wの横を見てみましょう。001,008とあります。
最初の"001"が音色ナンバーです。次の"008"が先ほど書きましたバンクセレクトの値になります。

よって、Piano 1wの音色を使う際には、コントロールチェンジ0のバンクセレクトを使って「y0,8 @1」と書けば良いわけです。

サクラで実際に試してみましょう。しかし、困ったことに音色はそのままでは変化しません。
この音源は何もしない状態ではGM音源モードになっており、バンクセレクトを受け付けません
そこで、GSモードの機能を使うよ〜と宣言してあげなくてはいけません。宣言する為にはGSリセットを使います。

SysEx=$F0,$41,$10,$42,$12,$40,$00,$7F,$00,$41,$F7;

このようにエクスクルーシブを使いますが、パッと見ただけでは分かり難いので関数を使いましょう。
gs.hをインクルードして、ResetGS;を使えばOKです。

サクラに現在同梱されているgs.hはバージョンが古いので、こちらの物をサクラのIncludeフォルダに上書き保存してください。
ダウンロードする際はリンクの上で右クリックを押して「対象をファイルに保存」を選んでください。
保存先にサクラのIncludeフォルダを指定して上書き保存すればOKです。

Include(gs.h);
ResetGS; r4 //GSリセット

この命令はMMLのなるべく先頭の方(演奏が始まる前)に書いてください
なお、この命令には多少の時間が必要ですので4分休符を入れてください。

サンプルとして以下を示します。コピー&ペーストでサクラのエディタに貼り付けて再生してみてください。

Include(gs.h);
ResetGS; r4 //GSリセット
y0,0 @81 c1 //Square Wave
y0,8 @81 c1 //Sine Wave
y0,0 @82 c1 //Saw Wave
y0,8 @82 c1 //Doctor Solo

音色が変わったのがわかったでしょうか?この音源の追加音色はこのようにして使います。
なお、「y0,8 @81」と書くのは面倒なので、サクラではこれらを1つにまとめることができます。
「y0,8 @81」の代わりに「@81,8」と書いてみてください。同じように音色が変化するハズです。

Include(gs.h);
ResetGS; r4 //GSリセット
@5,0 'cfa'1^1 //E.Piano 1
@5,8 'cfa'1^1 //Detuned EP 1
@123,3 c1^1 //Wind
@126,5 c1^1 //Siren

SFXに分類される音色ナンバー121〜128には面白い効果音が追加されていますのでチェックしてみると良いでしょう。

Microsoft Wavetable GS SW Synth ドラムセット

ノート
ナンバー
1:STANDARD 9:ROOM 17:POWER 25:ELECTRONIC 26:TR-808 33:JAZZ 41:BRUSH 49:ORCHESTRA
27 High Q   Closed Hi Hat
28 Slap   Pedal Hi Hat
29 Scratch Push   Open Hi Hat
30 Scratch Pull   Ride Cymbal
31 Sticks  
32 Square Click  
33 Metronome Click  
34 Metronome Bell  
35 Kick Drum 2   Jazz BD2 Jazz BD2 Concert BD2
36 Kick Drum 1   MONDO Kick Elec BD 808 Bass Drum Jazz BD1 Jazz BD1 Concert BD1
37 Side Stick   808 Rim Shot  
38 Snare Drum 1   Gated SD Elec SD 808 Snare Drum   Brush Tap Concert SD
39 Hand Clap   Brush Slap Castanets
40 Snare Drum 2   Gated SD   Brush Swirl Concert SD
41 Low Tom 2 Room Low Tom 2 Room Low Tom 2 Elec Low Tom 2 808 Low Tom 2   Timpani F
42 Closed Hi Hat   808 CHH   Timpani F#
43 Low Tom 1 Room Low Tom 1 Room Low Tom1 Elec Low Tom 1 808 Low Tom 1   Timpani G
44 Pedal Hi Hat   808 CHH   Timpani G#
45 Mid Tom 2 Room Mid Tom 2 Room Mid Tom 2 Elec Mid Tom 2 808 Mid Tom 2   Timpani A
46 Open Hi Hat   808 OHH   Timpani A#
47 Mid Tom 1 Room Mid Tom 1 Room Mid Tom 1 Elec Mid Tom 1 808 Mid Tom 1   Timpani B
48 High Tom 2 Room Hi Tom 2 Room Hi Tom 2 Elec Hi Tom 2 808 Hi Tom 2   Timpani c
49 Crash Cymbal 1   808 Cymbal   Timpani c#
50 High Tom 1 Room Hi Tom 1 Room Hi Tom 1 Elec Hi Tom 1 808 Hi Tom 1   Timpani d
51 Ride Cymbal 1   Timpani d#
52 Chinese Cymbal   Reverse Cymbal   Timpani e
53 Ride Bell   Timpani f
54 Tambourine  
55 Splash Cymbal  
56 Cowbell   808 Cowbell  
57 Crash Cymbal 2   Concert Cymbal 2
58 Vibra Slap  
59 Ride Cymbal 2   Concert Cymbal 1
60 High Bongo  
61 Low Bongo  
62 Mute High Conga   808 High Conga  
63 Open High Conga   808 Mid Conga  
64 Low Conga   808 Low Conga  
65 High Timbale  
66 Low Timbale  
67 High Agogo  
68 Loe Agogo  
69 Cabasa  
70 Maracas   808 Maracas  
71 Short Hi Whistle  
72 Long Low Whistle  
73 Short Guiro  
74 Long Guiro  
75 Claves   808 Claves  
76 High Wood Block  
77 Low Wood Block  
78 Mute Cuica  
79 Open Cuica  
70 Mute Triangle  
81 Open Triangle  
82 Shaker  
83 Jingle Bell  
84 Bell Tree  
85 Castanets  
86 Mute Surdo  
87 Open Surdo  
88 --- Applause

※ 空白の欄はSTANDARDと同じ音色です。

ノート
ナンバー
57:SFX
39 High Q
40 Slap
41 Scratch Push
42 Scratch Pull
43 Sticks
44 Square Click
45 Metronome Click
46 Metronome Bell
47 Guitar Sliding Finger
48 Guitar Cutting Noise (DOWN)
49 Guitar Cutting Noise (UP)
50 String Slap of Double Bass
51 Fl.Key Click
52 Laughing
53 Screaming
54 Punch
55 Heart Beat
56 Footsteps1
57 Footsteps2
58 Applause
59 Door Creaking
60 Door
61 Scratch
62 Windchime
63 Car-Engine
64 Car-Stop
65 Car-Pass
66 Car-Crash
67 Siren
68 Train
69 Jetplane
70 Helicopter
71 Starship
72 Gun Shot
73 Machine Gun
74 Lasergun
75 Explosion
76 Dog
77 Horse-Gallop
78 Birds
79 Rain
80 Thunder
81 Wind
82 Seashore
83 Stream
84 Bubble

以上がドラムセットの一覧です。GM音源ではドラムセットが1つしか決められていませんでしたが、この音源では9つ持っています。
なお、ドラムセットは音色のようなバンクを持っていませんのでバンクセレクトは使いません

追加されたドラムセットの音色を簡単に聴いてみましょう。以下をサクラにコピー&ペーストして再生してみてください。

Include(gs.h);
ResetGS; r4 //GSリセット
CH(10)
@1 Sub{o4 c+1 } Sub{o3 [7 f+8] a+8} o3 [2 c4 'cd'4] Sub{o3 [6 f+8] r4 } o3 [2 c4 : 'cd'4] a16 g16 f8 r4
@9 Sub{o4 c+1 } Sub{o3 [7 f+8] a+8} o3 [2 c4 'cd'4] Sub{o3 [6 f+8] r4 } o3 [2 c4 : 'cd'4] a16 g16 f8 r4
@17 Sub{o4 c+1 } Sub{o3 [7 f+8] a+8} o3 [2 c4 'cd'4] Sub{o3 [6 f+8] r4 } o3 [2 c4 : 'cd'4] a16 g16 f8 r4
@25 Sub{o4 c+1 } Sub{o3 [7 f+8] a+8} o3 [2 c4 'cd'4] Sub{o3 [6 f+8] r4 } o3 [2 c4 : 'cd'4] a16 g16 f8 r4
@26 Sub{o4 c+1 } Sub{o3 [7 f+8] a+8} o3 [2 c4 'cd'4] Sub{o3 [6 f+8] r4 } o3 [2 c4 : 'cd'4] a16 g16 f8 r4
@33 Sub{o4 c+1 } Sub{o3 [7 f+8] a+8} o3 [2 c4 'cd'4] Sub{o3 [6 f+8] r4 } o3 [2 c4 : 'cd'4] a16 g16 f8 r4
@41 Sub{o4 c+1 } Sub{o3 [7 f+8] a+8} o3 [2 c4 'ce'4] Sub{o3 [6 f+8] r4 } o3 [2 c4 : 'ce'4] a16 g16 f8 r4
@49 Sub{o4 c+1 } Sub{o3 [7 f+8] a+8} o3 [2 c4 'cd'4] Sub{o3 [6 f+8] r4 } o3 [2 c4 : 'cd'4] a16 g16 f8 r4

次のサンプルではドラムセット全ての音を確認できます。

Include(gs.h);
ResetGS; r4 //GSリセット
Tempo(120) CH(10) r16 V(127) r16 EP(127) r16 q100 h0 l4 v127
Int Num = 27; Int VNum = 1; Str Nt = {n_}; Str Vc = {@_};

[8
Vc = {@_};
Vc.s({_},VNum);
Vc;
Num = 27;
[62
Nt = {n_};
Nt.s({_},Num);
Nt;
Num++;
]
If(VNum==26){
VNum = 33;
}Else{
If(VNum==25){
VNum = 26;
}Else{
VNum = VNum + 8;
}
}
]

@57 l2
Num = 39;
[46
Nt = {n_};
Nt.s({_},Num);
Nt;
Num++;
]

また、この音源ではドラムセットを同時に2つまで使うことができます。
GSリセット同様にエクスクルーシブで設定しますが、解説すると難しくなるので関数でお手軽に済ませてしまいます。

Include(gs.h);
ResetGS; r4 //GSリセット

TR(1) CH(10)
GS_RHYTHM(1) r8 //チャンネル10をドラムマップ1に変更
@25 o3 [2 c4 'cd'4] [2 c4 : 'cd'4] a16 g16 f8

TR(2) CH(11)
GS_RHYTHM(2) r8 //チャンネル11をドラムマップ2に変更
@26 Sub{o4 c+1 } o3 [7 f+8] a+8 [6 f+8] o4 c+1

このように、GS_RHYTHM(値)を使います。この関数の値は0〜2です。
"0"で通常の楽器に"1"でドラムマップ1つ目"2"でドラムマップ2つ目を使うことを宣言します。

GSリセット同様に、この命令の後には必ずある程度の休符が必要です。16分休符か8分休符を使うと良いでしょう。
加えて、音色を変更する際は必ずこの関数の後に行ってください。関数の前で音色を指定しても有効になりません。

また、この命令を使うことで全チャンネルをドラムセットにしたり、全チャンネルを楽器にしたりすることもできます。


如何でしたでしょうか?
音色はサクラの音色タブからしか選んだことがないって方が多いのではないでしょうか?
このようにMicrosoft GS Wavetable SW Synthには音色タブに表示されている以外の音色があります。

皆さんもこれらの音色を使いこなしてステップアップしてみてください!
なお、近い内にサクラの音色タブでもこれらの音色が選べるようになる予定です。乞うご期待ください。

最後にMicrosoft GS Wavetable SW Synth用のテンプレートMML(雛型)を置いておきます。
曲を作る際にこれを使ってみてください。

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